総評
舞台の演目ごとに違った遊び方を楽しめました。遊び方だけでなく、忍者に探偵、パティシエなど違った姿のピーチを見ることができます。ピーチの表情も非常に豊かで演目に華を添えてくれました。
おすすめポイント
タイトル名 | プリンセスピーチ Showtime! |
発売日 | 2024年3月22日 |
ジャンル | アクション・アドベンチャー |
対応機種 | Nintendo Switch |
発売元 | 任天堂 |
クリア時間 | 約10時間 |
「プリンセスピーチ Showtime!」はピーチ姫が主人公のアクションゲームです。
ピーチ姫が主人公の作品はDSで2005年に発売された「スーパープリンセスピーチ」以来ですので、実に約19年ぶり。
「キラメキ劇場」へ劇を見にやってきたピーチ姫は、グレープ劇団によって奪われた劇場を救うためピーチ姫は劇に挑みます。
本作の特徴は、ピーチの多彩な変身です。
演目ごとに異なる能力を持った変身を駆使してグレープ劇団と戦います。
アクションやアドベンチャーなど様々な要素があり、プレイしてて飽きがきませんでした。
今回は、そんな本作を約10時間遊んでクリアしたので、レビューをしていきます。
よかったところ
劇中の物語に沿ってパートが進行する
基本的に横スクロールで進む本作ですが、次々に進めたくなるゲームデザインがよかったです。
というのも、ピーチを主役とした劇なだけあって劇中の物語に沿って進んでいきます。
例えば、剣士の物語第1章だと
- グレープ劇団によって剣士の世界に異変が起こる
- 城が乗っ取られて町民や城の兵士、王様が困る
- ピーチが戦うための能力を得る
- 城を乗っ取っている悪者を退治する
といった劇の流れで進みます。
物語の流れに合わせて劇中の役を演じるキャストンたちがピーチを誘導してくれるので、迷うことなくボスまで辿り着けるはずです。
かといって進行のテンポが悪いとかはなく、スムーズに1つの演目で起承転結の物語を描いていたので、遊びやすく続きをどんどん進めたくなるようなゲームでした。
舞台の演目ごとに遊び方が変わる
本作は一見、横スクロールのアクションゲームに見えますが非常に様々なジャンルの遊び方が詰まっていました。
ピーチは演目ごとに演じる役が決まっており、役ごとに遊び方もジャンルも変化します。
剣士や忍者、パティシエに探偵など、ピーチが演じる役は全部で10種類。
役ごとにアクションやアドベンチャー、リズムゲームなど豊富なジャンルの遊び方が用意されています。
更に同じ敵を倒すアクションでも演じる役によって方向性も違ったりするのが面白いです。
例えば、剣士なら正面から華麗な剣技で敵を倒しますし、忍者ならステルスアクションで背後から敵を倒します。
特にカウガールやスーパーヒーローは簡単な操作で派手なアクションが楽しめてお気に入りです。
ピーチが演じる演目の役によって、異なる遊び方や全く違った方向性のアクションが盛り込まれていたため、終盤まで飽きることなく楽しめました。
飽き性な私でも最後まで飽きることなく楽しめましたので、私と同じく飽き性な方でも比較的最後まで楽しめるゲームデザインになっていると思います。
表情豊かなピーチがとにかくかわいい
個人的に本作の一番の魅力は表情豊かなピーチのかわいさだと思います。
場面ごとに見せるピーチの表情がとにかくかわいい。
笑った顔、怒った顔、困った顔など、ピーチの喜怒哀楽の表情を見ることができます。
また、演じる役も変わればピーチの衣装や仕草なども変わるのもピーチの魅力を引き立てました。
カウガールはかっこよく、パティシエは可愛らしい、スケーターは美しく麗しいです。
表情、そしてドレスアップでバラエティ豊かなピーチを見ることができ、劇の演目に華を添えてくれました。
ピーチ姫が好きな方は要チェックです。
気になったところ
収集アイテムのコンプリートに時間がかかる
本作は収集アイテムの収集に時間がかかり、かなり面倒でした。
収集アイテムは「キラメキストーン」やピーチの衣装を変更できる「リボン」などがあります。
これらの収集アイテムが各ステージに隠されているのですが、これが初見じゃ絶対見つからないような場所に隠されているものが多く、取り逃しが多かったです。
しかも、やり直して収集しようとしても始めからやり直す必要があるので、かなり時間がかかります。
ステージに入る際のロードが長いのも厄介でした。
そのため、収集アイテムのコンプリートはかなり時間がかかると思います。
実際、私も序盤はコンプリートを目指していましたが、途中から諦めました。
コンプリートするメリットも少ないように感じますので、これから遊ぶ方は無理して集める必要もないかなと思います。
アクション自体は単調
本作はアクションパートが多く盛り込まれていますが、アクションが好きな方には少し物足りないかもしれません。
というのも、本作のアクションはかなり簡単なものになっています。
ボタンを連打していれば雑魚敵は倒せますし、敵の攻撃も回避しやすいです。
ピーチが演じる役ごとに多彩なアクションがあるため飽きることはありませんでしたが、アクション自体は簡単で少し物足りなさを感じました。
しかし、アクションリハーサルと題して「1度もダメージを受けずに敵を指定の数倒す」みたいなチャレンジを楽しめるモードもあり、アクション好きな方も満足できるようにはなっています。
こういったチャレンジはやり込み要素の1つですので、逆にアクション苦手な方はやらなくてもストーリークリアには問題はありません。
終わりに
この記事では「プリンセスピーチ Showtime!」をプレイ後のレビューをしました。
2023年に放映されたマリオの映画でもピーチ姫は勝気で魅力的なキャラクターとして描かれていましたが、本作でも魅力的なピーチ姫を見ることができてすごく満足です。
また、ピーチ姫が演じる演目ごとに色んな変身とアクションが楽しめたのも魅力的でしたね。
ピーチ姫が好きな方だったり、アクションが苦手な方にはおすすめできるゲームです。
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